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人工関節 |富士見市鶴馬の外科・整形外科 根本外科整形外科|脊椎手術 ヘルニア
当院では変形性膝関節症や変形性股関節症に対して、重症度に応じて治療方法を選択しており、保存療法から手術療法まで幅広く症状に合わせた治療を行っています。
変形性膝関節症
- 膝関節は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、半月板、靭帯、周囲の筋肉などで構成されています。半月板などの軟骨は膝にかかる負荷を軽減したり、滑らかに動くようにしたり、靭帯や筋肉は膝の安定性に関わっています。半月板や靭帯の損傷や加齢性変化、筋力の低下が起こると骨への負荷が増え、骨の表面の軟骨がすり減っていきます。主に内側の骨からすり減っていくため、進行するとO脚変形となっていきます。O脚になるとさらに内側への負荷が増すため、正しい治療を行わないとさらに変形が進行していきます。
治療は変形の進行度によって変わっていきます。軽症であれば関節内へのヒアルロン酸注射やリハビリテーションが適応になります。中等症から重症の場合は骨切り術や人工膝関節置換術の適応となります。また、最近は多血小板血漿(PRP)療法などの再生医療が自由診療で行われており、軽症から中等症の方には有効となります。
変形性膝関節症のセルフチェック
1. 膝が腫れる
2. 歩き始めが痛い
3. 正座がしづらい
4. 膝の内側が痛い
5. しゃがむのがつらい
6. 立ち上がる時が痛い
7. 30分以上歩くと膝が痛い
8. 階段の昇り降りが痛い
9. 膝を曲げると音がする
10. 過去に膝の怪我をしたことがある
上記項目の内、3項目当てはまる方は一度X線検査やMRI検査を受けることをおすすめします。
2. 歩き始めが痛い
3. 正座がしづらい
4. 膝の内側が痛い
5. しゃがむのがつらい
6. 立ち上がる時が痛い
7. 30分以上歩くと膝が痛い
8. 階段の昇り降りが痛い
9. 膝を曲げると音がする
10. 過去に膝の怪我をしたことがある
上記項目の内、3項目当てはまる方は一度X線検査やMRI検査を受けることをおすすめします。
関節内注射
軽症の変形であれば、関節内注射やリハビリでの保存加療の適応となります。多くは保険内でのヒアルロン酸注射で改善が期待できます。ただし、ヒアルロン酸の効果が感じられなくなってきた方や、手術はできれば避けたい方は再生医療による治療がオススメです。ご自分の血液から血小板を抽出し、膝に注射することで炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。日帰りでの治療が可能で、体に低負担、自己組織を使うため副作用がほとんどないところが特徴です。気になる方は、担当医から詳しく説明いたしますので、お声掛けください。
人工膝関節置換術
中等症の変形であれば部分置換術、重症の変形であれば全置換術の手術適応となります。入院での手術となり、全身麻酔か腰からの下半身麻酔で手術を行います。手術は、変形している骨を切除し、金属の人工関節を固定する手術になります。痛みの原因となっている骨を人工関節に置き換えることで痛みを軽減します。全置換術に比べ、部分置換術は傷が小さく、切除する骨の量も少なくすみますが、適応が限られています。ただし、全置換術であっても傷は15cm程度であり、術翌日から理学療法士と一緒に立ち上がったり歩く練習が始まり、術後2週間で杖を使用して自宅退院が可能となります。
変形性股関節症
- 股関節は骨盤側の臼蓋(受け皿)と大腿骨の骨頭(ボール)で構成されています。骨の表面は滑らかで弾力のある軟骨で覆われており、関節を動かしたり、体重がかかった時の衝撃をやわらげるクッションの役目をしています。この軟骨がすり減っていき、軟骨の下の骨がむき出しとなりこすれ合うようになると痛むようになります。さらに変形が進むと、左右の脚の長さに違いが出てきて、歩行障害の原因となります。特に原因がなく変形する場合もありますが、多くは幼少期からの股関節の形成不全が原因となります。股関節の損傷が激しく、日常生活に支障をきたすほどの痛みを持った方は人工関節の手術適応となります。
人工股関節置換術
中等~重症の変形があり、日常生活に支障をきたすほどの痛みがあれば人工関節の手術適応となります。入院での手術となり、全身麻酔で手術を行います。手術は変形している骨を切除し、金属の人工関節へ置き換える手術になります。痛みの原因となっている骨を人工関節に置き換えることで痛みが改善し、日常生活が楽になります。傷は8cm程度であり、筋腱靭帯温存の低侵襲手術を行っていますので、術翌日から理学療法士と一緒に立ち上がったり歩く練習が始まり、術後2週間で杖を使用して自宅退院が可能となります。また、術中に透視を用いて脚の長さを確認しますので、左右の脚の長さの改善も可能です。
入院から退院後まで
膝や股関節の手術をする場合は入院が必要となります。外来で手術前に必要な検査は済ませるので、手術日の前日に入院で大丈夫です。術後は早期のリハビリが重要であり、当院では手術翌日から理学療法士と一緒に立ったり歩いたり、患者さんそれぞれに合わせたリハビリを行います。最小侵襲手術で行いますので、入院期間は約2週間で自宅退院が可能となります。退院後も当院の外来で理学療法士のリハビリが受けられます。また、入院でのリハビリを継続したい方には、関連のリハビリ病院をご紹介しています。手術後は、約2~3ヶ月でとくに制限なく、今まで通りの日常生活に戻ることができます。ゴルフや水泳などのスポーツを行っていた方は術後も再開することができます。
変形性膝・股関節症でお困りの方は、一度ご相談ください。
変形性膝・股関節症でお困りの方は、一度ご相談ください。